湯浅町は、平安時代より熊野参詣の宿所として栄え、漁業・魚網製造・醸造製造の職人、商人、町人達でにぎわう小都市でありました。特に醤油醸造は、紀伊藩の保護のもと栄え、湯浅から全国に製法が伝わったとされています。そして、世界の調味料となるまでに発展をとげました。
今もなお、醸造の香り漂う古い町並みは、県内で唯一、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。ノスタルジーあふれる町並みは、今も住人の暮らしと共存し、まちの魅力のひとつとなっています。
豊かな自然から生まれる、海の幸(鯵・鯖(サバ)・シラス)や山の幸(三宝柑・みかん)、また、伝統製法で今につづく醸造業(手づくり醤油・金山時味噌)など、“湯浅の味わい“を多くの皆さまに堪能していただけるよう、産業の継承・発展に寄与するとともに、さらなる情報発信につとめて参ります。
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